子宮筋腫は多くの女性を苦しめている病気です。
そもそも、子宮筋腫とはどんな病気なんでしょうか?
子宮筋腫のある人がこれから医療保険に加入できる方法を説明します。
あなたも以下の記事を読めば、お悩みも解消するでしょう。
子宮筋腫とは
子宮筋腫とは公益社団法人日本産科婦人科学会のホームページから引用させていただきます。
子宮筋腫は良性の腫瘍ですから、それ自体が生命を脅かすものではありません。
しかし放置しておきますと10kgを超えるような大きさまでになることもあります。
女性ホルモンによって筋腫が大きくなりますが、逆に閉経後には小さくなります。複数個できることが多く、数や大きさはさまざまです。大きさやできた場所によって症状が違ってきます。
できた場所によって、子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられています。公益社団法人日本産科婦人科学会
「女性ホルモンによって筋腫が大きくなりますが、逆に閉経後には小さくなります。」
かなりの方が閉経まで毎年経過観察をされ、積極的には治療されていないようです。
子宮筋腫がある人が医療保険には加入するにはどうすればいいのでしょうか?
子宮筋腫の査定基準
子宮筋腫がある人が加入できる各生命保険会社の査定基準を調べてみました。
生命保険会社 | 現症 | 既往症 |
---|---|---|
A社 | 引き受けしない |
2年超 引き受け:可 要:健康確認 悪性が否定されれば条件緩和あり |
B社 |
指摘後6ヶ月以内 引き受けしない 指摘後6ヶ月以降 部位不担保 |
<筋腫核出術済> 治後3ヶ月以内 引き受けしない 3ヶ月~1年 部位不担保 1年超 引き受け:可 <子宮全摘出術済> 治後3ヶ月以内 引き受けしない 治後3ヶ月~2年 削減 治後2年超 引き受け:可 |
C社 |
経過観察中 部位不担保 要 医的診査 |
<筋腫核出術> 5年未満 部位不担保 5年超 引き受け:可 <単純子宮全摘術> 全治後 引き受け:可 <動脈塞栓術> 全期間 部位不担保 |
D社 | 部位不担保 |
手術なし 部位不担保 <手術あり> 核出手術後3年以内 部位不担保 単純子宮全摘術 引き受け:可 |
E社 | 引き受けしない |
手術なし 部位不担保:5年間 <子宮筋腫核出術> 部位不担保:5年間 完治後 5年超 引き受け:可 <子宮全摘術> 完治後 引き受け:可 |
完治とは、医師が完全に治ったと判断すること。
既往症とは、完治後の病気やケガをいいます。
上記基準はあくまで目安であります。
- 入院期間が長かったり、
- 手術方法が異なる場合など
は、厳しい査定となります。
少し詳しく検証します。
子宮筋腫が現症中
部位不担保で、
D社の医療保険に加入できます。
子宮筋腫の部位不担保
部位不担保には
- 特定部位不担保
- 特定疾病不担保
などがあります。
子宮筋腫の特定部位不担保は、「子宮、卵巣、子宮附属器」などに生じた疾病の給付金を支払わないことです。
子宮筋腫の特定疾病不担保は、「異常分娩、妊娠異常」などの疾病の給付金を支払わないことです。
子宮筋腫の既往症
既往症とは、「医師が完治と判定」した場合をいいます。
ひらたくいえば、子宮筋腫が治った場合です。
子宮筋腫の手術あり
子宮筋腫の手術には
- 子宮全摘術
- 筋腫核出術
が、あります。
子宮全摘術を受けて完治した場合は、C社、D社、E社に加入できます。
筋腫核出術を受けて完治した場合は、B社で完治後一年経過すれば加入できます。
子宮筋腫の手術なし
A社に以下の条件で加入できます。
上記A社の場合は、医的補助資料の提出ができるベテランのFPに加入を依頼しましょう。ベテランFPは「あなたに有利な保険会社を紹介」してくれますよ。
子宮筋腫 経過観察中
子宮筋腫のある人は毎月苦労されていますが、これから妊娠・出産を予定している人は経過観察を続けるでしょう。
経過観察を続けているあなたの場合は、医療保険での保障は部位不担保になります。妊娠に伴う異常や異常分娩などは保障されません。
特定部位不担保や特定疾病不担保の条件付きでないと加入できない場合は、保険料が高くても緩和型医療保険保険がおすすめです。
子宮筋腫(筋腫核出術)の手術後・まとめ
子宮筋腫で筋腫核出術をされた人は、ベテランのFPに依頼してD社を探してもらい、医療保険に無条件で加入しましょう。
子宮全摘術をされた人は、完治後はほとんどの生命保険会社で加入出来ます。
子宮筋腫の手術をした人は手術方法や入院期間、今後の治療予定など主治医の意見書が必要になります。
簡単に考えずにベテランのFPに依頼して、確実に加入できる確約が取れてから申し込みをしましょう。
個別コンサルはしておりません。
同様な質問が何度もある場合は、記事にまとめさせていただきます。
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