お宝年金保険とは1993年(平成5年)4月1日以前に契約された予定利率が5.5%と高利率な保険のことです。
個人年金保険の予定利率は、保険料払込中から年金受け取りきるまで、全期間を通して同じ予定利率が適用されます。
年金保険の仕組み
年金保険とは60歳又は65歳まで保険料を支払います。保険料払込満了後は、年金式に受け取る仕組みの生命保険です。
年金の種類
年金の受取方法は
- 一時金
- 確定年金(10年・15年など)
- 10年確定終身年金
- 終身年金
- 夫婦連生年金
などです。
会社によって受取方式が決まっていますから、個人年金保険に加入するときに注意しましょう。
お宝年金は年金開始後も高利回り
年金保険の予定利率は、契約期間中に変更されることはありません。
保険料払込中の利率が5.5%ならば、年金受給中の利率も5.5%です。
お宝予定利率で多くもらうためには
先ずあなたが年金保険に加入している保険会社に、受け取る年金方法のシミュレーションを頼みましょう。
高利回りの年金が多くもらうためには、お宝年金保険の見直しをする必要があります。
年金開始1年以上前に年金受取方法を変更請求すれば、どこの生命保険会社でも受け付けてくれるはずです。
年金開始後は、受取方法の変更は出来ません。
お宝予定利率で「くりのべ」が裏ワザ!
年金開始が60歳でしたら65歳に繰り延べしましょう。
繰り延べ期間中も5.5%の利率が適用され、年金原資を大きく増加出来ます。
私が現役中にお勧めしていた方法は、男性の場合には80歳まで年金が受け取れる、
- 65歳年金開始
- 15年確定年金
を、お勧めしていました。
万一、年金受給中に死亡しても残余の年金は死亡保険金受取人(妻)に支払われます。
年金開始時期を5年間据え置き
お宝年金保険は、契約期間中はずうっと高利回りです。この考えを応用しましょう。
年金を多く受け取るには、保険料払込期間を変更して、年金受取期間を長くしてください。でも、個人年金保険の期間を変更するのは生命保険会社が引き受けないと思います。
私がおすすめする年金受取方法は、
- 60歳年金開始
- 10年確定年金
から、年金開始時期を5年間据え置いて、
- 65歳年金開始
- 15年確定年金
に変更します。これならば生命保険会社も引き受けます。
60歳から65歳までは予定利率5.5%の複利で年金原資が増えます。あなたは5年間年金をもらうのをただ待ちます。今持っている現金、預金を取り崩してください。予定利率5.5%はハイリスクな商品でもないとありません。
あなたが加入している保険会社で試算してもらいましょう。保険のセールスに依頼してはいけません。セールスは売ることが仕事です。新しい保険を進められちゃいますよ。保険のセールスをしていた私が言うのですから信じたほうが良いですよ。
年金開始時期を5年間据え置きくらいなら、平均寿命から考えても安心です。
終身年金は得!でも?
終身年金受取は年金が終身もらえます。長生きしても安心ですね。
ただ大きな欠点があります。
1回だけ受け取って亡くなった場合でも、残余の年金という考えはありません。もちろん、死亡保険金はありません。本当に1回分しか年金が受け取れません。
これが終身年金受取プランの最大の欠点です。
終身年金プランは絶対長生きしますという人にしかおすすめできません。。万一途中で死亡しても残りの年金がもらえないからです。
例外があるとすれば、独身の人ならば終身年金受取プランが良いかもしれませんね。年金受取中に死亡しても困る人はいませんよね。あなたはどう思いますか?
確定年金と終身年金のちがい
確定年金と終身年金の違いが、年金受取額でどれくらい違うか調べましょう。あなたの加入している保険会社に試算を依頼してください。
基本的には、10年確定年金より10年確定終身年金では1回の年金額が少なくなります。何歳まで長生きしたら、終身年金受取額が確定年金受取額を上回るのか確認しましょう。その上回る年齢以上に長生きをするつもりなら終身年金受取プランを選びます。
ご自分の余命を考えて、
- 受取総額を選ぶか
- 1回の受取額が多いほうが良いか
考えて選択しましょう。
夫婦連生年金に変更出来れば一番よい
夫が年金受給中に死亡した場合には妻が生存中であれば、妻が年金を終身受け取れます。
この年金受給方法が一番お勧めですが、一部の生命保険会社でしか選択できません。
これから年金保険に加入を検討している方には夫婦連生保険が一番お勧めです。
まとめ
お宝年金保険は、契約期間中はずうっと高利回りです。
年金を多く受け取るには、保険料払込期間を変更して、年金受取期間を長くしてください。
くよくよ一人で悩むより、あなたが加入している保険会社に試算してもらいましょう。
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