生命保険の特約を解約して保険料を少なくしたい!でも、生命保険契約は続けられる? | のこすて保険
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

生命保険の特約を解約して保険料を少なくしたい!でも、生命保険契約は続けられる?

保険の見直し

生命保険契約は続けたいけど、毎月の保険料を少なくできないの?

と聞かれることがたびたびあります。保険の見直しをする時に、

子どもが育ちあがったのでもう死亡保障は要らない。でも、入院関係特約だけ残して保険は続けられますか?

国内生保は長い間セット型の生命保険を販売していました。それぞれの生命保険会社によって

  • 最小保障額
  • 最低保険料額

などの規定がありますが、

保険セールス
保険セールス

いろいろな抜け道もありますよ

お客様からいろいろ質問されましたが、生命保険の仕組みが分かると簡単に解決できます。まず、生命保険の仕組みを調べてみましょう。

 

生命保険は3つのパーツで成り立つ

生命保険は大きく分けると、3つのパーツを組み合わせています。

  • 主契約
  • 死亡保障のある特約
  • 死亡保障のない特約

主契約だけで保険の継続は出来ますが、特約だけでは継続は出来ません。

  • 最小死亡保障額、
  • 最小月払保険料、
  • 終身保険と死亡保障額の比率など

生命保険会社によって、細かい社内規定があります。

それぞれ検証しましょう。

最小死亡保障額とは

定期特約付き終身保険では、定期特約と医療特約をやめても、主契約の終身保険は続けられます。

最低保障額は生命保険会社ごとに決められいて、最低死亡保障額を下回ると継続できず解約しなければなりません

A社の減額規定 最低死亡保障額

年齢 死亡保障額
39歳以下 2500万円以上
40歳以上49歳以下 1000万円以上
50歳以上 500万円以上

例えば、
5000万円の死亡保障額の定期特約付き終身保険で検討します。

子どもが就職したので、保険を一部解約したいと思います。

上記の規定により判定します。

あなたが49歳以下の場合は、5000万円を1000万円まで一部解約(減額)できます。

あなたが50歳ならば、500万円まで減額できます。

複数回の減額

2段階減額(2回に分けて)も検討します。

1回目:あなたが49歳以下でしたら、最初は1000万円に減額します。

2回目:50歳になったら500万円まで減額します。

お宝終身保険の場合は

お宝終身保険にも気を付けてください。【お宝保険】1996年3月以前契約がある方!必見!を読んでください。

健康状態も考慮が

死亡保障額を減額する時には、保険の見直し病気やケガなどの特約はそのまま続けられない場合もあります。

死亡保障額によって、入院特約の日額限度が決められている場合もあります。

たとえば、
5000万円の保障に加入した時は日額2万円の入院特約が付けられました。

49歳時に1000万円に減額した時は、入院特約は1万円に下げないと継続できない会社もあります。

さらに、
50歳時に500万円まで減額する時は、入院特約は日額5000円まで減額しないと継続できない保険会社があります。

これの対処法は
「あなたが健康?か否?か」
で、決めます。

健康診断で異常がなかった人:あなたが健康に問題が無いならば、新しく医療保険に加入することが賢明だと思います。

一番の理由は、主契約は解約すれば返戻金があります。将来お金が必要になったときに、終身保険(主契約)を解約しても別の医療保険に加入していれば安心だからです。

あなたが健康診断で異常を指摘されている時は医療保険に加入してから、減額手続きをしましょう。

医療保険に加入する時が一番難しい・ハードルが高いのです。

参考にみて下さい
健康診断診断で異常を指摘、既往症のある人が加入 | マトメ

最低保険料額とは

減額は最低保険金額に注意するとともに、最低月払保険料にも気をつけます。

月払保険料は3000円以上から取扱い出来ます。とか、

  • 半年払いは○○円以上
  • 年払いは○○円以上

などと、最低保険料の基準があります。

保険会社によっては、

  • がん保険では月払保険料が○○円以上
  • 終身保険では月払保険料が○○円以上

など、保険の種類によって異なる基準もあります。

普通は月払保険料が2000円以上からですが、同一クレジットカード決済の場合は月払保険料が1000円以上からなどもあります。

減額は最低保険金額に注意するとともに、最低月払保険料にも気をつけます。最低保険料を下回ると継続できず、解約しなければなりません

生命保険の具体的な見直し方

それでは具体例を挙げて検討します。
死亡保障額5000万円で検討します。

事例(1)
終身保険:500万円
定期特約:4500万円
医療特約:入院日額2万円

定期特約と医療特約を解約しても、終身保険500万円以上ならばどこの生命保険会社でも継続できました。

事例(2)
終身保険:250万円
定期特約:4750万円
医療特約:入院日額2万円

定期特約と医療特約を解約しても、終身保険250万円は生命保険会社によっては、継続できずに解約となる場合もありました。

事例(3)
終身保険:250万円
定期特約:4750万円
医療特約:入院日額2万円

一部解約(減額)する場合にも最低保障額と最低保険料の規定があります。

終身保険:250万円
定期特約:2250万円
医療特約:入院日額5千円

この減額プランは継続できます。

終身保険:250万円
定期特約:750万円
医療特約:入院日額2万円

この減額プランでは2点が規定に抵触します。

死亡保障額が1000万円では継続できない生命保険会社もありました。

死亡保障額が1000万円では、入院日額2万円は保障が大きいので、入院日額5000円に減額しなければ継続できない会社もありました。

減額の見積もりは、生命保険会社のコールセンターでしてくれますので利用しましょう。

ご自分でどんなに考えても答えは出ません。ご加入中の生命保険会社に聞きましょう。

お子さまが成人され保障が不要な人の見直し

終身保険:500万円
定期特約:4500万円
医療特約:入院日額2万円

退職金は貰ったし、掛け捨ての定期特約は要らない。でも、これからは入院は心配だ。

あなたには、お勧めのプランはこちらです。

終身保険:500万円
定期特約:0万円
医療特約:入院日額2万円

保険会社によりますが、入院日額2万円は規定にオーバーすることがあります。

  • 貯蓄部分(終身保険)だけを残して
  • その他の保障は全部減額をして

浮いた保険料は利殖プランに変更するのが良いと思います。上記保障で継続することをお勧めいたします。

保険料払込期間は

終身保険の払込期間がいつまでなのか?医療特約はいつまで継続できるのか?
この2点は必ずチェックして、過不足がないようにしたいですね。

健康診断で正常な人の見直し方

終身保険:500万円
定期特約:4500万円
医療特約:入院日額2万円

終身保険:500万円だけ残して継続します。以前の終身保険は利回りが良いからです。

生命保険の利回りは確定利回りで、途中から変更されることはありません

但し、変動金利型終身保険は利率が変動しますから誤解しませんように願います。

医療特約を単独で契約して最新の医療事情に適合した医療保険に加入されるのも良いと思います。

まとめ

生命保険料を少なくしたいときには「生命保険の仕組み」が理解できていると簡単に解決します。

セールスでないあなたも保険の仕組みを理解して保険の見直し相談をすると、ファイナンシャルプランナーの言いたいことが良く理解できます。後で「こんな風に頼んでいなかった」など、後悔しないで済みますよ。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました