なぜ49歳で生命保険の見直しを勧めるのか?
50歳になると有利なプランの保険が選べなくなりますよ。49歳までに切り替えるとお得ですよ!
理由は、
- 加入時の年齢によって
- 加入できるプラン限定
されるからです。
具体的に検証します。
49歳に保険を見直す理由
50歳になると、60歳払込満了の終身保険には加入出来ません。
いろいろな保険プランが選択できる年齢のうちに,生命保険御見直しをされたほうが良いと思います。
最近は晩婚化していますから、お子さまの教育費にめどがつくのは49歳では無理かもしれません。それでも、49歳までに見直すと、有利な条件で保険に加入できるでしょう。
保障額よりも貯蓄機能も重要
49歳のあなたが一生続く保障を希望するとします。定期保険や収入保険などの掛け捨て保険ではなく、保障と貯蓄を兼ねている終身保険を勧めるFPが多いと思います。
終身保険の累計保険料に着目
終身保険のポイントは、
目先の月払保険料で比較検討するだけではなく、
累計保険料にも着目して検討する必要があります。
終身保険:1,000万円
被保険者:49歳
保険料:月払い
参考例は国内生保で比較します。
保険料 払込期間 | 保険料 月払い |
---|---|
60歳 払込満了 | 月払68,230円 |
80歳 払込満了 | 月払30,430円 |
終身払い | 月払26,920円 |
今回は定年退職年齢を考えて、60歳払込満了で比較しました。
終身保険は終身払いプランが安い
保険料の安さで比較すれば、終身払い(105歳払込満了)が一番安いです。しかし、当初の保険料の安さだけで選択して良いのでしょうか?
終身払いプランは余命+余命まで保険料を支払い
49歳の男性の平均余命は32.84年、つまり81歳です。
平均余命になると皆一斉に亡くなる訳ではなく、81歳の人の平均余命は8.05年、つまり89歳です。
男性は長寿者を考慮しても、89歳まで保障があれば良いでしょう。
以上の理由から89歳まで継続した場合で、終身保険の3プランを比較計算しました。
保険料 払込期間 | 払込期間 年数 (89歳で死亡) |
保険料 月払い | 累計保険料 |
---|---|---|---|
60歳 払込満了 | 60-49=11 | 月払68,230円 | 68,230×12×21=9,006,360 |
80歳 払込満了 | 80-49=31 | 月払30,430円 | 30,430×12×31=11,319,960 |
終身払い | 89-49=40 | 月払26,920円 | 26,920×12×40=12,921,600 |
あなたが89歳まで生きられた場合は累計保険料で比較しました。
60歳 払込満了:9,006,360円
80歳 払込満了:11,319,960円
終身払い :12,921,600円
60歳払込満了が累計保険料が少ないです。
終身保険 70歳の時点で比較
終身保険で70歳で死亡した場合で比較しました。
保険料 払込期間 | 払込期間 年数 (70歳で死亡) |
保険料 月払い | 累計保険料 |
---|---|---|---|
60歳 払込満了 | 60-49=11 | 月払68,230円 | 68,230×12×11=9,006,360 |
80歳 払込満了 | 70-49=21 | 月払30,430円 | 30,430×12×21=7,668,360 |
終身払い | 70-49=21 | 月払26,920円 | 26,920×12×21=6,783,840 |
あなたが70歳で死亡場合は、累計保険料は以下になります。
60歳 払込満了:9,006,360円
80歳 払込満了:7,668,360円
終身払い :6,783,840円
累計保険料は終身払いが一番少ないです。
保険料が払えなくなったら…解決策
保険料が払えなくなったら、解決策は2つです。
-
- 解約
- 払済保険
です。
保険料が払えなくなったら…解約
保険料が払えなくなったら解約します。
保険料が払えなくなった時は
- 契約者貸付を受けたり、
- 自動振替貸付を受けたり、
しない方が良いでしょう。
契約者貸付の貸付利息は複利計算されます。借り入れ期間が長くなると、契約者貸し付け利息がかさみます。最終的に解約返戻金が少なくなります。
私のセールス時代には、「単純に解約手続きをして、返戻金を有効活用」していただきました。
短期的に「お金が必要で、その後は保険料が払える」ときは契約者貸付を受ける方法もあります。または振替貸付を受ける方法も検討しましょう。
契約者貸付はその後返済するか、契約者貸付分を減額します。借り入れ分と減額の返戻金と相殺して、実質的に返済する方法もあります。詳しい計算はあなたが加入している保険会社のカスタムセンターに聞いてください。
保険料が払えなくなったら…払い済み保険
80歳 払込満了で契約したけれど、70歳で退職した場合を考えます。
当座のお金が必要ない場合は、払い済み保険に変更します。
払い済み保険に変更すると、保険料の支払いが不要になります。さらに、良い点は
- 死亡保障がある
- 解約返戻金が増える
のが払い済み保険に変更するメリットです。
終身保険をおすすめしたい人は
終身保険をおすすめしたい人は独身者です。
保険料を払込期間中は死亡保障があって、保険料払い込み終了後は支払い保険料より解約返戻金が多いプランを選択します。
ハイリスクプランでよければ外貨建てプランをおすすめします。為替の関係で解約返戻金が少ない場合には、そのままにしておきます。為替が変動して解約返戻金が多くなったら解約します。
死亡保険金は為替で変動しない日本円で保障されているプランを選択しましょう。
少し難しいですね。自分で考えても決めかねる場合は、FPに無料相談ができますよ。
まとめ
終身保険の保険料は死亡保険金額と比較して高いです。高い保険料が支払えれば終身保険は良い保険です。
払込期間をうまく選択すれば
- 年金で受取
- 介護の保障
などに変更も出来ます。
加入時には
- 将来価格表
- 受け取り方変更
などの設計書をもらいましょう。
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現在、私は保険は販売しておりません。個別コンサルもしておりません。
なにかご質問があれば下記よりメールをください。個別に返信はしませんが次回のテーマで回答にさせていただきます。
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